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お知らせ

Salone del Mobile.Milano 2019
 ミラノサローネ国際家具見本市

世界最大のインテリア見本市です。会場はミラノ郊外にあるRho市のRho Fieraで6日間開催されます。
展示面積21万㎡(東京ビッグサイトは約8万㎡)に約2300社が出展していて、今年は181カ国から約38万人以上が来場したそうです。

同時期にミラノ市内でたくさん開催されるFuori Saloneも年々出展者が増え続けていて、若手のデザイナーだけでなく
大手のインテリアメーカーや有名ブランドなども軒を連ねています。
この期間のイベント全体を総称してミラノデザインウィークと呼ぶそうです。デザインウィークは世界各地で開催されますが
ミラノが世界で一番大きくて注目度も高いそうです。



■Salone del Mobile (メイン会場)
メイン会場では各年で照明とキッチンの展示が入れ替わります。今年は照明の年です。



家具方面の展示です。テーブルの天板は今年も圧倒的にフェニックスが多かったです。(指紋が付きにくくて傷に強い表面材です)
ミラノデザインは高級志向が強いと思います。ヨーロッパでは黒+マット調の人気が強いです。(個人の感想です)
突板はヨーロッパではあまり見ない柾目のウォールナットも散見できました。
柾目なので木目が揃って綺麗にまとまっていました。ファッション性の高いイタリアンデザインでは好まれるのでしょうか。
脚はイタリアンデザインでよくある大げさな表現の有機曲線を用いたデザインもありましたが、4本脚で線が細くて
フレームレスなテーブルも多かった印象があります。
色彩に関してはテーブルもイスもナチュラル系が多かったように思います。アクセントとして革やファブリック、金属を
使用している印象です。カラーは原色をワントーン落としたような、派手だけど少し落ち着いた配色が目立ちました。



■Fouri Salone(ミラノ市内展示)
フォーリサローネでは市内いたる所にメーカーやデザイナーが展示をしていました。
トルトーナ地区でイベントを行っているSuper Design Show…Lexusや住友林業など日本メーカーもここで出展しています。

Normann Copenhagenは照明や仕切りカーテンでラグジュアリー寄りの展示でした。
シースルーの仕切りカーテンは奥行きを感じることができて、同社で販売している照明と相まってとても上品でした。
狭いスペース内でうまくスペース作りがされていて、とても綺麗でした。



その後ブレラ美術館があるブレア地区へ移動です。
毎年フォーリサローネで出展しているmoooiの展示会場です。今年はMoooi Tokyo Blueと題し、耐久性が高くて
色あせに強い日本産のデニムを使用した家具を展示していたのと同時に、ペイントや染めなどのパフォーマンスも披露していました。



Bang & Olufsenです!歴代~最新のオーディオ機器を展示しています。
古いものもB&Oらしくて新製品と比べても見劣りしないです!



サンバビリア地区ではCassina、B&B Italia、Cappelini等イタリアの有名インテリアブランドに加えて
ヴィトンやボッテガなどファンションブランドも展示をしていました。

Cassinaはショールームを開放し歴代の名作家具に加えて、復刻版を展示していました。



全体的な印象としては高級感あるものが多くて、革、金属、樹脂それぞれの組み合わせが非常に綺麗でした。
お国柄なのでしょうか?機能美のものよりも美術志向の製品が強い感じがします。
出展者もそれに合わせた展示を心がけていたように感じます。NeoCon、Orgatecとは全く違った印象ですね。
また行けるように、一生懸命仕事します!

最後に・・・トランジットでウィーンに立ち寄り、オペラ歌手としてご活躍されている「岡﨑麻奈未さん」に市内を案内して頂きました。
岡崎さん、今後のご活躍をお祈りいたします。